アマチュア野球ファン！

野球の創世の歴史ですが、本当に深いところまで追っかけていくと、12世紀頃のフランスでの、「ラ・シュール」というスポーツが誕生したところまで遡ります。

2チームに分かれ、足や手、棒などを使い敵陣にある2本の杭の間にボールを通すゲームで、今日のあらゆる球技の原型とされるスポーツです。

死傷者が出るほど危険であるにもかかわらず人気が非常に高かったのは驚きです！

これがイギリスに渡り、「ストリート・フットボール」になります。

ボールに牛や豚の直腸や膀胱を使い、そのボールを敵陣内にあるゴールまで運ぶゲームです。

しかし大英帝国の発展とともに、兵士が戦争や植民地支配へ駆り出されるようになりますと、牛や豚を殺さないとボールが作れないストリート・フットボールの代わりに、石に草の茎や糸を巻き付けるだけで簡単にボールが作れるスポーツが流行るようになっていきました。

そのうちの一つに「ラウンダース」というゲームがあります。

ペッカーやフィーダーと呼ばれる投手が小石を詰めた靴下などのボールを投げ、ストライカーと呼ばれる打者がそれを船の艪などのバットで打ち返し、杭や石でできた4つのベースを回るというものでした。

また「ワン・オールド・キャット」というゲームもありましたが、こちらは、打者が棒で球を打ち、打球をノーバウンドまたはワンバウンドでキャッチした者が次の打者になる、というものでした。

これらは少しずつルールを変えながらも遊ばれました。

町民が集会所に集まり町の行政について話し合う「タウン・ミーティング」が開かれたときによく行われたことから「タウン・ボール」と呼ばれた時期がありました。

この時期には既に、投手が打者にボールを投げ打者が打ち返す、フィールドに適当に散らばった野手がその打球をキャッチしそれを打者走者にぶつければ打者はアウトになる、4つの塁があり走者がこれを全て回ってホームに帰ってくれば得点が認められる、など現在の野球に似通った部分が多くあります。

１８世紀になると選手の中からベテラン選手がチームをまとめる役どころになり、選手兼任で監督も行いまいた。

その為、野球監督がユニフォームを着るのはその名残でもあります。